カブスがローテ組み替え 22日は中継ぎのチャットウッドが先発、指揮官「他の投手に休養を」
ダルビッシュはチームの5連勝かけ、20日の試合で先発する予定
ダルビッシュ有投手が所属するカブスのジョー・マドン監督は19日(日本時間20日)、ダイヤモンドバックス戦前の定例会見で先発ローテーションを一時的に組み替える意向を明らかにした。
先発ヘンドリックスの好投で3連戦初戦を取ったカブスは21日(同22日)の最終戦で中継ぎ右腕チャットウッドを充てる。20日(同21日)の2戦目にはダルビッシュが登板予定で、同カードは全て右投手の先発になる。同監督は、現在4人で回している先発投手陣への負担軽減を理由としている。
「少し(ローテーションを)動かしたかった。チャットウッドは80球ほどの投球練習をこなしていい状態にある。彼を入れることによって他の投手に休養を与えることができる」
この組み替えによって、23日(同24日)からのドジャース戦には、キンタナ、ハメルズの左腕投手が続くことになる。相手打線のデータも多分に加味されているようで、ダイヤモンドバックス打線は対右投手のOPS(出塁率+長打率)が.758、対左投手は.881となっており、逆にドジャース打線のOPSは対右投手が.884、対左投手は.825となっている。
寒風吹きすさぶ中、ダルビッシュは試合前に短パンと半袖ウエア姿で力を入れたキャッチボールなどで軽めの調整を行った。前回登板でメジャー自己最速タイの159キロを出し「目いっぱいで投げようとした。次もそうするべきかな」と話した右腕に、今回のローテの組み換えは登板後の休養面で朗報。20日の登板では随所に全力投球を盛り込み、チーム今季初の5連勝を自身2つ目の白星で飾る投球が大いに期待される。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)