4人退場の乱闘劇、当事者3人に出場停止処分 “バット投げ”打者は「休息取れる」

18日に起こった乱闘騒動に対してMLBが処分を発表【写真:Getty Images】
18日に起こった乱闘騒動に対してMLBが処分を発表【写真:Getty Images】

アンダーソンは1試合、“報復”死球のケラーは5試合の出場停止

 17日(日本時間18日)に行われたホワイトソックス対ロイヤルズの一戦。本塁打を放ったアンダーソンの“バット投げ”から始まり、ケラーの“報復死球”、そして両軍入り乱れての乱闘騒動と発展し、大きな物議を醸した。

 ホワイトソックスからはアンダーソンとレンテリア監督、そしてロイヤルズはケラーとウィルソン・ブルペンコーチの計4人が退場処分となった、この乱闘劇。騒動に深く関わったとして、当事者たちに処分が下っている。

 MLB公式サイトのジェフ・パッサン記者は、下された処分について自身のツイッターでレポート。“報復”とみられる死球を当てたケラーには5試合の出場停止処分が科され、また、アンダーソンも乱闘時に人種差別的言動があったとして1試合の出場停止となった、と伝えている。なお、ホワイトソックスのレンテリア監督も1試合の出場停止となった。

 また、MLB公式サイトも「騒動により、ケラー、アンダーソンが出場停止」と伝え、その中でアンダーソンは「オフデーとして今日この一日を過ごすよ。前進し続けるだけだね。このことを忘れて、前に進んでいくだけだよ。明るい面もたくさんあるんだ。数日前に起きたことだからね。僕たちは楽しい時を続けていって、元気良く自信を持ってプレーし続けるさ。僕はこの(出場停止)処分を受けいれるし、休息もとれるんだから良い1日になるよ。明日また戻ってくるさ」とコメント。

 また、レンテリア監督も「彼らは決断を下した。我々はそれに従うだけだし、この出来事を忘れて明日の試合の準備をしていく。彼らは一通り全て調べたんだ。私が賛成するしないに関して、公の場で話し合うつもりはない。彼らはしっかり考えた末に結論を出したと思う。ティムはエネルギッシュな若者だ。彼は恥ずかしい思いを相手にさせるようなことはしていない。選手の個性に制限を掛けるようなことは、私にはできない」語っている。

(Full-Count編集部)

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