菊池雄星、メジャー初勝利! 5回10安打4失点と粘投、6試合目ついに
3者凡退は一度もなし、毎回走者を背負いながら粘投した菊池
■マリナーズ 6-5 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)
マリナーズの菊池雄星投手が、待望のメジャー初勝利を掴んだ。20日(日本時間21日)、敵地でのエンゼルス戦に先発し、5回10安打4失点。3者凡退は一度もなく、毎回、走者を背負いながら粘りの投球でリードを守った。バトンを託されたリリーフ陣も冷や汗をかきながら、リードを守り抜き、歓喜の瞬間を迎えた。
マリナーズ打線は初回、先頭のハニガーが先頭打者本塁打となる6号ソロを放ち先制。さらに2死から4番のボーゲルバックが、今度は右翼ポール際への8号ソロを放ち、さらに1点を加えた。
いきなり2点を先制してもらった菊池は4試合ぶりに初回を無失点で切り抜けた。3回2死一塁で、プホルスに、ベーブ・ルースに並ぶ史上5位となる通算1992打点目(打点が公式記録となった1920年以降の通算成績)左翼線への適時二塁打を浴びて1点を返されたが、マリナーズは4回2死満塁でゴードンが2点適時打を放ち、再びリードを広げた。
その裏、菊池はコザートの犠飛で1点を返されたが、5回にエンカーナシオンのソロが飛び出し再び3点差に。左腕は5回に2点を失い、1点差まで詰め寄られたが、なんとかリードを守ったまま5回を投げ抜き、勝利投手の権利を手にした。
マリナーズは7回、サンタナにこの日チーム4本目の本塁打となる5号ソロが飛び出し、再びリードを広げた。6回から菊池のあとを受けたリリーフ陣がリードを死守。9回にスワーザックがプホルスにソロを浴びて1点差に詰め寄られたが、辛くも逃げ切った。アスレチックスとの開幕シリーズを終えた3月31日に父・雄治さんを亡くしていた菊池。初登板から6試合目、ついに亡き父に捧げるメジャー初白星を手にした。
(Full-Count編集部)