“悲運の左腕”鷹・大竹、防御率0.89でも未勝利 今季4度目先発も無援に泣く
今季2度目の対戦となったオリ山本の前に打線沈黙、17イニングでわずか2安打
■ソフトバンク – オリックス(25日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの大竹耕太郎投手が、またしても今季初勝利を逃した。25日、本拠地ヤフオクドームでのオリックス戦。9回途中までオリックス打線を5安打無失点に抑える好投を見せながら、味方打線もオリックス先発の山本の前に1安打無得点。大竹は同点のまま9回途中で降板となり、今季4度目の先発でも白星がつかなかった。
圧巻の好投を見せた。初回、先頭の福田に安打を許したが、巧みな牽制で走者を刺す(記録は盗塁死)と、そこからは危なげない投球で4回までわずか1安打に封じた。5回に2本の安打で1死一、二塁とされたが、杉本を空振り三振、若月を遊飛に打ち取って窮地を脱した。5安打無失点と圧巻の投球内容だったが、9回1死一、二塁のピンチとなった場面で降板となり、勝利投手の権利は掴めなかった。
今季初登板だった3日のオリックス戦でも山本と投げ合い、この時は8回途中無失点ながら、山本も9回無失点の好投で白星ならず。鷹打線は対山本17イニングでわずか2安打しか打てず。大竹は4月10日の日本ハム戦も7回4安打2失点、17日のロッテ戦でも8回1失点と好投しながら、いずれの試合も味方の援護がなく勝利は掴めなかった。
この日は8回1/3を投げて無失点の好投で、防御率は0点台に突入し0.89となった。それでも、今季はまだ0勝。4試合続けて素晴らしい投球を続けていたが、いまだに未勝利と“悲運の左腕”となってしまっている。