課題は“一発病”…2敗目&6戦8被弾、MLB公式「HRがマイコラスを苦しめ続ける」

5回3被弾4失点で2敗目を喫したカージナルスのマイコラス【写真:AP】
5回3被弾4失点で2敗目を喫したカージナルスのマイコラス【写真:AP】

5回3被弾4失点で黒星、指揮官は「ミスを繰り返さないだけだ」

■レッズ 12-1 カージナルス(日本時間27日・カージナルス)

 2017年まで巨人でプレーしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が26日(日本時間27日)の本拠地レッズ戦で5回6安打4失点と乱調に終わり、今季2敗目(2勝)を喫した。この日は3本のホームランを浴び、防御率5.29に悪化。今季は6試合で8被弾と“一発病”に悩まされており、MLB公式サイトも新たな課題として取り上げている。

 マイコラスはこの試合、初回にスアレス、4回にウィンカー、5回にボットにソロ弾を浴びた。4回にはカサリにタイムリーも浴び、計4失点。5回77球で降板となり、その後も失点を重ねたカージナルスは1-12で大敗した。

 巨人で結果を残し、4年ぶりにメジャー復帰を果たした昨季は32試合登板でリーグ最多の18勝(4敗)、防御率2.83という圧巻の成績をマーク。しかし、今季は苦しんでいる。昨季は32試合で16被弾だったが、今季はわずか6試合でその半分に到達。MLB公式サイトも「ホームランボールがマイコラスを苦しめ続ける」とのタイトルで特集を組んだ。

 積極的にストライクを投げ込むスタイルで成功を掴んだマイコラスだが、当然ながら相手の研究も進んでいるはず。記事の中で本人は「時々、ボールをストライクゾーンのど真ん中に投げると、打者はセンター方向へのフライアウトになる。時々、ホームランにもする」と言及。ストライクを投げ込むことにリスクがあるのは、十分に理解している。

 そして、ウィンカーとボットにホームランを浴びたボールについては「自分が今日投げた中でそれらは本当に悪い2球だった。そして、自分はその報いを受けた」と反省。ただ、マイク・シルト監督は「彼は今夜たくさんのいい投球をした。ソローホームラン数本に捕まったが。いくつかのミスを繰り返さないだけだ」と記事の中で話している。ストライク率の高さは昨季のマイコラスの投球で最も評価されていた要素の1つであり、“失投”をなくしさえすれば、ストライクゾーンを積極的に攻めるスタイルを変える必要はないはずだ。

 大型契約を結び、開幕投手も任された。エースは、この“壁“を乗り越えられるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY