一生懸命だけど「笑いが止まらない」 敵ベンチ突入の捕手がすぐ戻ってくる“珍場面”が話題
パドレスの捕手ヘッジスがベンチ突入も、驚いた選手たちが支えて…
■ナショナルズ 7-6 パドレス(日本時間29日・ワシントン)
パドレスのオースティン・ヘッジス捕手のハッスルプレーが思わぬ“珍場面”を生んだ。28日(日本時間29日)の敵地ナショナルズ戦で勢い余って相手ベンチに“駆け込んだ”が、それを敵の選手たちが懸命に支えてすぐにグラウンド内に“復帰”。MLB公式ツイッターがこの一部始終を動画で公開すると、ファンからは「笑いが止まらない」などと声が上がった。
6点リードで迎えた3回、パドレスはナショナルズの猛反撃にあった。先発左腕ルチェッシがソトに3ランを被弾。続くケンドリックの一二塁間へのゴロを一塁手のホズマーがダイビングで掴んだが、ベースカバーに入ったルチェッシへの送球がわずかに逸れる。ボールはナショナルズのダグアウトに向かって転がっていった。
すると、ヘッジスが猛然とダッシュし、ダグアウトのわずか手前でグラブを飛ばしながらもストップ。止まることができずに敵軍のダグアウトへと駆け込む形となってしまったが、ヘッジスはすぐにグランドに復帰。結果的にケンドリックの二塁進塁を許したものの、ガッツ溢れるプレーだった。
上から撮影された映像では、いったん消えたヘッジスがすぐにグラウンドへ戻ってきたところしか見えなかった。だが、ナショナルズのダグアウトをアップで捉えた映像には、一部始終が映っていた。ヘッジスが飛び込んだ先には、3ランを放ったばかりのソトらナショナルズの選手が……。全員が驚愕の表情を浮かべながらもとっさに反応。ヘッジスが壁などに衝突しないように数人で支え、そしてグラウンドへと送り出していたのだ。
MLB公式インスタグラムは「このハッスルを尊敬しなければならない」とこの動画を投稿。すると、ファンからは様々な声があがった。
「これを見て笑いが止まらない」
「ナショナルズの選手たちのナイスキャッチ」
「グラブの飛び方にウケた」
「ヘッジスが大好きだ」
「このようなことは見たことがない!」
「良いハッスル」
「ダグアウトの選手たちを尊敬しなきゃ」
「ソトの反応!」
「彼をキャッチしているのが素晴らしい」
「これが僕たちの捕手だ」
全員が全力で“プレー”したことで生まれた、どこか笑える“珍場面”。結局、ナショナルズが6点差を逆転して7-6でサヨナラ勝ちしたが、相手を助けた場面も神様も見ていたのかもしれない。