前田健太、粘投で無失点も…救援打たれ白星消滅、ファンは采配を疑問視「失望」

前田健太
2019.04.30

メジャー通算500奪三振達成も…4勝目はならず、ファンは「前田はいい仕事」

■ジャイアンツ 3-2 ドジャース（日本時間30日・サンフランシスコ）

　ドジャースの前田健太投手が29日（日本時間30日）、敵地ジャイアンツ戦に先発。5回0/3を7安打無失点3奪三振と粘りの投球を見せ、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、リリーフ陣がリードを守れず白星が消滅した。リーグトップタイの4勝目はならず、ドジャースは2-3で敗れて連勝は「4」でストップ。ドジャースファンからは、デイブ・ロバーツ監督の采配を疑問視する声が上がっている。

　前田は本調子ではなかったが、味方の好守にも助けられ、粘りの投球。5回は2死一、二塁のピンチでベルトをフルカウントから切れ味抜群のチェンジアップで空振り三振。メジャー通算500個目の三振でピンチを切り抜け、雄叫びを上げた。

　すると、打線が6回にベリンジャー、マンシーのタイムリーで2点を奪取。勝利投手の権利が発生した前田は、6回先頭のポージーに二塁打を浴び、73球で降板した。ここは2番手・アレクサンダーが無失点に抑えたものの、7回に登板したストリップリングが1死満塁のピンチを招くと、フローロがマウンドへ。ポージーは空振り三振に仕留めたものの、ロンゴリアに走者一掃の三塁打を浴びて、逆転を許した。

　ドジャースはそのまま敗戦。試合後、ロバーツ監督は地元テレビ局のインタビューで「ケンタは素晴らしかったと思う。強い打球も何回か打たれたが、直球で積極的に攻めていた。珍しく今日の彼にはスライダーとチェンジアップに良い感覚がなかった。強い打球が何度かありながらも、彼はしっかり戦ってくれた」と前田の投球を評価したが、その采配を批判する声は少なくなかった。

　ドジャースが公式ツイッターで「最終結果：ジャイアンツ 3-2 ドジャース」と報告すると、コメント欄には納得のいかないファンの声が多く上がった。

「ロバーツは良い監督ではない」

「デーブ・ロバーツを解雇しろ」

「マエダは好投した」

「ハニーカット（投手コーチ）をクビにしてくれ」

「キンブレルと契約しないと」

「僕の失望感は計り知れないよ。それに今日一日が台無しだ」

「球界最低のブルペン。テイラーは降格して本来のスイングを見つけないとね。ロス・ストリップリングはせいぜい二流だな」

「ひどいブルペン」

「クレイグ・キンブレル」

「僕が見たいのは“ボス・ストリップリング”であって、“ロス/Loss・ストリップリング”じゃないよ。けど、ケンタ・マエダは良い仕事をしたね」

「キンブレルがいてくれたらなと、君たちは思ってるんだろうね」