鷹、令和初戦は惨敗 工藤監督は淡々「こういう日もある」内川は足の違和感で途中交代

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

今季1軍初昇格の高橋純は7回無死満塁で窮地で登板「もう少し楽なところで…」

■楽天 9-0 ソフトバンク(1日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクにとって、令和となって最初の試合となった1日の楽天戦。先発の武田翔太投手が2回に危険球退場となり、そこから2イニングで5失点。打線もつながりを欠いて0対9の大差で敗れた。

 2回無死一塁から武田が投じたボールがウィーラーのヘルメットを直撃し、武田は1回0/3で危険球退場。スクランブル継投も実らず2回と3回で5点を失うと、7回にも4点を追加されて試合を決定づけられた。打線は序盤にチャンスを作りながらも「あと一本」が打てず、今季5度目の無得点に終わった。
 
 試合後、工藤公康監督は武田について「(調子は)良かったと思いますよ。ピッチャーが頑張ってくれているし、こういう日もあると思います」と短く語ると、川原のスクランブル登板について「何もやっていない状態だったので、ある程度(ブルペンで)キャッチボールをしてからマウンドに上げます、と球審にお願いした」とした。

 この日、今季1軍初昇格し、いきなり7回無死満塁で登板となった高橋純に関しては「ボール1つ1つは悪くないが、ストライクゾーンに揃えると打たれる。もう少し楽なところで投げさせてあげたかったけど、こういう展開では投げてもらうしかなかった」とかばうように話した。
 
 太もも裏の違和感で途中交代した内川は「出続けてくれているので、足にきたんだろうなと思います。本人もおかしくなる前にということだったので(代えました)。明日は問題ないと聞いています」と語り、最後には「今日の試合は終わったので、常に前を向いてまた明日」と言い残して監督室へ歩みを進めた。
 
 この日は福岡を代表する祭り「博多どんたく港まつり」を前に「どんたく博多デー」として開催されたが、これで同イベントでは2015年から5連敗。試合後、どんたくバージョンで披露された花火が今年もヤフオクドームにむなしく響き渡った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY