イチロー氏が“コーチ”初仕事、打撃投手で約100球 ダルビッシュと談笑も
現役を引退してから初めて本拠地のフィールドへ、打撃投手で約10分間投げる
■マリナーズ – カブス(日本時間2日・シアトル)
前日4月30日(日本時間1日)にマリナーズの会長付特別補佐に就任し、同チームのインストラクターとして傘下のマイナー3Aタコマを含め選手指導の役割も果たすイチロー氏が1日(同2日)、本拠地T-モバイル・パークで初めて打撃投手を務めた。
3月21日に東京ドームで行われた開幕第2戦後に現役引退を表明してから、初めて本拠地に姿を現したイチロー氏。すでに開場となっていたスタンドからの声援を受け、正捕手のナルバエズ、控え野手のムーア、怪我からの復帰を目指すシーガーの3人を相手に約10分間投げた。最初はタイミングが合わせづらかったのか、各打者が芯を外す場面があったが、その後は快音が途切れることはほぼなかった。イチロー氏は5ラウンド、約100球を投じフィールドでの初仕事を終えた。
登板前にはカブスのダルビッシュ有投手が挨拶に出向きしばし談笑。身振りを交えての意見交換をするなど、久しぶりの再会を有意義に過ごした。イチロー氏は投げ終えると一塁側のベンチの端に半身で座りファンのサインに応じていた。