最短で8日に復帰の大谷翔平、メジャー2年目へ「優勝したい。その一点です」

試合前に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】
試合前に取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二】

復帰へ実戦形式の打撃練習重ねる「実戦で1本出るまでは不安なもの」

 エンゼルスの大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、本拠地ブルージェイズ戦の試合前に取材に応じた。ブラッド・オースマス監督は前日の4月30日(同1日)、5月4日(同5日)からメキシコ・モンテレイで行われるアストロズ2連戦に大谷を同行させない方針を明かし、最短でのメジャー復帰は5月7日(同8日)の敵地タイガース戦に。いよいよ復活が間近に迫ってきた大谷は、2年目の目標について「優勝したい」と力強く言い切った。

 この日は「ライブBP」と呼ばれる実戦形式の打撃練習を行った大谷。6打席に立ち、四球が4つ。残り2打席はショートへの当たりだったという。「状態はどんどん良くなってきてるんじゃないかと思います。体も含めて」。復帰へ向けて、確かな手応えを示した。

 最短で7日にメジャーの舞台に戻る。「予定通り来てるかなと思います。この辺というのは元々決まっていたので」と大谷。もっとも、実戦形式とはいえ練習とは違うだけに「僕はもう何打席立っても実戦で1本出るまでは不安なものだと思っているので、自分の感覚がしっかり取れていれば打席数は問題ではないかなと思う」と話す。「(実戦と練習は)別物だと思うので。オープン戦と公式戦は全く別ですし、やっぱり実戦の中でシーズンに入ったところでどれだけ自分のパフォーマンスをしていけるのかが一番大事だと思います」。実際に公式戦の打席に立ち、結果を残す。それまでは不安との戦いもつきまとう。

 ただ、復帰後の目標は明確だ。「勝ちたいですし、優勝したいですし、それは去年全然できなかったので、その一点かなと思います」。メジャー2年目の目標について、はっきりと言い切った。個人の成績については「そこに貢献していければ自ずと結果がついてきているものじゃないかなと思うので、チームが勝つということはそれだけ個々が頑張っていることだと思うので、そこを目指せば勝手についてくると思います」と話す。勝利のために、1つ1つのプレーに全力を注ぐ姿勢に変化はない。

 今季は打者に専念する二刀流。復帰の時は迫っている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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