西武がメッツとパートナーシップ契約締結 渡辺GM「毎年優勝争いをする強いチームに」
期間は2019年シーズンから2021年シーズン かつては松井稼頭央2軍監督もプレーした名門球団
西武は4日、大リーグのニューヨーク・メッツとパートナーシップ契約を締結したと発表した。期間は2019年シーズンから2021年シーズンとなる。
提携内容は多岐に渡り、チームの育成強化から球場のボールパーク化、野球の振興強化などでノウハウを共有するとしている。メッツの春季キャンプ、教育リーグへコーチやスタッフを派遣することも予定されているほか、スカウティングの面でもより視野を広げた選手獲得に期待がかかる。渡辺GMは「今後のコーチ、スタッフの成長にもつながる。毎年優勝争いのできる強いチームを作る」と話した。
会見には西武から居郷肇代表取締役社長、渡辺久信球団本部ゼネラルマネジャー、メッツのアラード・ベアードゼネラルマネジャー補佐が出席。契約書への署名を行った。渡辺GMは「私の尊敬する投手のトム・シーバーが在籍していたチーム。彼が背番号41だったので、私も背番号41を変えることなく生活した。若いころからメッツというチームは私にとって親しみのあるチームでした」とメッツに対する思いを語った。
メッツは1962年、球団創設。地区優勝6回、リーグ優勝5回、ワールドシリーズ優勝2回を誇るナショナル・リーグ東地区の名門。過去、日本人プレーヤーも数多く在籍しており、松井稼頭央2軍監督らがプレーしていた。MLB球団との業務提携は今年の3月にDeNAがダイヤモンドバックスとチームオペレーションにおける情報交換、人材交流、情報交換などを行うと戦略的パートナーシップを締結した発表した。
(安藤かなみ / Kanami Ando)