埼玉アストライアが令和最初の勝利! 勝ち投手は未来の左腕エース候補

埼玉アストライア・水流麻夏(右)と今井志穂【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】
埼玉アストライア・水流麻夏(右)と今井志穂【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

プロ初完投勝利を挙げた埼玉アストライアの水流麻夏

 5月3日、わかさスタジアム京都で行われた女子プロ野球・春季リーグ京都フローラ対埼玉アストライアは、2-1で埼玉アストライアが令和最初の勝利を手にした。

 京都フローラが春季リーグの優勝マジックを1として迎えたこの試合で先発マウンドに上がったのは今シーズンハーラートップタイの4勝をあげている京都フローラ・龍田美咲と、今季1勝ながら先発ローテーションに定着してきた埼玉アストライア・水流麻夏。

 神戸弘陵先輩後輩対決となった水流は「私が初先発した時も龍田選手との対決でその時は完敗しました。なので、今日は絶対に勝つしかないという強い気持ちを持ってマウンドにあがりました。」とコメント。元号が令和になって初めての女子プロ野球公式戦は、驚きの幕開けとなる。

 1回表、水流がテンポの良いピッチングで京都フローラ打線を3者凡退に抑えると、その裏、1死から打席に入ったアストライアの2番・田口紗帆が初球を強振。打球はぐんぐん伸び、レフトラッキーゾーンへ。女子プロ野球リーグ令和最初の安打は田口紗帆がホームラン女王争い単独トップに躍り出る第3号の先制ソロホームラン。おなじみとなった「熱女(アツジョ)ポーズ」も飛び出し、スタンドを沸かせる。

 田口は、「まさか、令和第1号ホームランを打てるとは、、、思ってました?!笑 ホームランを打ったことは嬉しいですが、チームの勝利が何より嬉しいです! 埼玉から来ましたという方が多く、とても嬉しかったですし、チカラになりました!」と喜びを語った。さらにアストライアは3回裏、2死から3連打で満塁のチャンスを作ると、5番みなみが右中間を破る2点タイムリーツーベースヒットを放ち3-0と京都フローラを突き放す。

水流「もっと信頼される投手になりたい」

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