春王者の京都フローラが投打で圧倒 今井プロ初勝利&台湾女子シェー4安打

今井は今季6試合目の登板でプロ初勝利、台湾出身シェーは4安打の固め打ち

 終わってみればフローラはディオーネ投手陣から毎回安打を記録し、今季最多の15安打と野手陣が大暴れ。先発した今井巴菜は序盤こそ制球に苦しみながらも4回を無失点に抑えると、後を受けた大串‐三輪は無安打に抑える完ぺきなリリーフを見せ完勝。今井巴菜は今シーズン6試合目の登板にしてうれしいプロ初勝利を飾った。

 試合後、今井巴菜は、「やっと今季初勝利できました!何か吹っ切れた様な感じで投げられてよかったです。本当にたくさん声をかけてくださるチームメイトに感謝です」と自らの勝利をあどけない笑顔で喜んだ。

 4安打を記録したシェー・ユー・インは規定打席こそ到達していないものの、試合後に打率.450と急上昇。「明日も今日と同じ活躍をしたい」と笑顔を見せた。

 最後にシェー・ユー・インは、「今スタメンになる日はまだ多くないけれど、私は毎回毎回の機会を逃さないようにしています。ここで野球の技術をたくさん学んでいるからこそ、台湾のファンにも日本に私達の試合を観に来てほしいです。日本の女子野球の凄さを見せたいです。台湾の女子野球もまだまだ強くなっていくから、ぜひ日本に来て、日本の女子プロ野球選手と交流できたらと思います」とコメントした。

 春季リーグ優勝を決めたフローラ。改めてその選手層の厚さを見せつけるとともに、この日詰めかけたファンへ今後の期待を抱かせる試合を見せた。敗れた愛知ディオーネは痛恨の4連敗。2位が遠のく結果となった。

日本女子プロ野球リーグ

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