“野戦病院”ヤンキース、エース右腕復帰は…GM「後半戦まで期待すべきでない」
新加入のパクストンも離脱、スタントンやグレゴリアスは復帰に前進も…
ヤンキースのエース右腕、ルイス・セベリーノ投手の復帰がオールスター後になると、ブライアン・キャッシュマンGMが明かした。MLB公式サイトが伝えている。新加入のジェームズ・パクストン投手も離脱するなど、怪我人が出続けている名門球団にとっては厳しい状況が続くことになる。
MLB公式サイトは「怪我の近況」とのタイトルで、最近の負傷者の状況についてレポート。「ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、日曜日にMLBネットワーク・ラジオのインタビューで怪我の近況について明かした。パクストンは左膝の炎症により最大3週間の離脱となる」と、まずは故障者リスト(IL)入りしたばかりのパクストンについて伝えている。
さらに、「キャッシュマンはヤンキースファンがエースのルイス・セベリーノの復帰を『オールスター後』まで期待するべきではないと語った」とレポート。セベリーノは今季の開幕投手に決まっていたが、スプリングトレーニング中に肩回旋筋腱板の炎症で離脱。開幕後の4月上旬には精密検査でグレード2の広背筋挫傷と診断されて6週間のノースロー調整となり、離脱が長期化していた。
一方、ジャンカルロ・スタントン外野手は今週、実戦形式の打撃練習を行うと記事では言及。アーロン・ヒックス外野手は早ければ今週末に復帰し、オフにトミー・ジョン手術を受けたディディ・グレゴリアス内野手は今週、スローイングプログラムを完了させるという。正遊撃手のグレゴリアスについては「早ければ5月20日からスプリングトレーニングの試合で打席に立つ可能性がある」としている。
復帰してくる選手もいるとはいえ、セベリーノの長期離脱は痛い。現在も13人がIL入りしており、“野戦病院”と化しているヤンキース。戦力が揃うまで、まだまだ時間がかかりそうだ。
(Full-Count編集部)