「活躍して感謝伝えたい」―ロッテ岡&レアード、元ハム戦士が有原攻略の一発

試合前には2人で会話「お互いやってやろう」

 前日5日まで古巣からの本塁打がなかったレアードだが「本当にこのカードに入る前から感じよく打撃ができていました。状態はすごくいいと思いますし、古巣との対戦はともに戦った仲間であると同時に、よく知っている投手と対戦するのだとも思っているので、これからもどんどん結果を出していきたい」と話す。手の内を知っている相手同士、今後も真っ向勝負で挑むつもりだ。

 古巣から本塁打を打った岡とレアード。実は試合前、2人で古巣対決の話しをしたのだという。レアードは「岡と話していて、思いのほか(古巣との対戦について)話し込んでしまったんですが、『お互いやってやろう』という気持ちが胸の中にあった。それが今日、2人とも(結果として)出た」と古巣との一戦でともに活躍できたことを喜び、岡は「活躍している姿を見せたい。感謝の気持ちはたくさんあるので、活躍して感謝を伝えられたら」と今後も古巣対決で結果を出すことを誓っていた。

 また、レアードは以前、有原から「(自分から)ホームランを打ったら、ディナーをおごるよ!」という話をされていたといい、取材の最後に「だから、いつかディナーに連れて行ってもらうよ!」と笑顔で話していた。

 現在、パ・リーグ2位争いは西武、日本ハム、楽天、そして、その3球団を1ゲーム差で追いかけるロッテと混沌とした状況下にある。古巣相手に牙をむいた2人の元ファイターズ戦士。8日からの西武2連戦、そして10日からの首位・ソフトバンク3連戦でも、闘志溢れる“ファイター”ぶりを期待したい。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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