田中将大、8日マリナーズ戦に先発 菊池の1イニング先発に好意的「いいアイデア」
前日にブルペンで投球練習を行い21球を投げる
ヤンキースの田中将大投手は、マリナーズ戦での登板を翌日に控えた6日(日本時間7日)、本拠地ヤンキースタジアムでブルペン入りした。右打席にロスチャイルド投手コーチを立たせてセットポジションで13球、ノーワインドアップで8球の計21球を投じた。
前回1日(日本時間2日)のダイヤモンドバックス戦でも、前日にブルペン入りして調整した田中は、今回も同様のブルペン調整を取り入れた。今季2度目の調整法について 「結局(試合では)マウンドで投げるわけなんで。傾斜のあるところから投げたいっていうそんな思いが強くて。で、マウンド上で思うようなパフォーマンスを出せてないからマウンド上でしっかり投げようかなっていう。まぁ確認ですよね」と、その意図を説明した
練習前には、マリナーズの菊池雄星投手とも言葉を交わした田中。「自分、歳取ったなと思います(笑)。僕より勉強されてると思うので、僕から言うことは何もないです。普通に会話をしただけなので、多分ああやって話したこと自体多分、なかったんじゃないですか今まで。いい感じやねっていう話はしましたけど、前回登板も良かったし。頑張ってねと言いました」と、会話の内容を明かした。
菊池はメジャー挑戦1年目の今季、チームの方針で月に1回、1イニングほどのショートイニングの先発を挟むことになっている。この策について、メジャー6年目を迎えている田中は「あくまでも個人的な感想、意見でもない感想」と前置きした上で「絶対に疲れは溜まってくるだろうし、1年目でいろいろ初めてのことがあってストレスがかかるわけですから。そういう中で1か月に1回1イニングでマウンドを降りて、次の準備をしていく。それは少なからず単純に1年間、広い目で見た時には助けになるんじゃないかなとは思いますね。イニング数も自然と抑えられるし、体の休息にもなる。それはいいアイデアなのかなとも思いましたけどね」と好意的に捉えていた。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)