大谷翔平、ついに復帰へ マチャドやハーパーを上回る驚異の打撃指標とは…

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

得点創出能力を示すwRC+はメジャー6位に相当する「152」

 エンゼルスの大谷翔平投手が7日(日本時間8日)の敵地タイガース戦からチーム本隊に合流する。6日(同7日)にエンゼルスがチームへの合流を発表、大谷自身はこの日夜(日本時間7日)、デトロイト・メトロ空港着の航空機で当地入りした。

 戦列への復帰は試合当日の状態を見て判断されることとなるが、復活を果たすときが刻一刻と近づいてきている大谷。エンゼルスの救世主として大きな期待を寄せられており、地元メディアは昨季の得点創出力を示す指標で大谷がMVP級の成績を残していたことを紹介している。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は自身のツイッターを更新し、あるデータを紹介している。

「最低350打席以上を基準として、マイク・トラウト以外で昨年のショウヘイ・オオタニの152というwRC+より高いシーズンwRC+を残したエンゼルスの最後の打者をご存知だろうか? ブラディミール・ゲレーロだ。ア・リーグMVPを獲得した2004シーズンに、彼はwRC+で154を記録していた」

 wRC+(Weighted Runs Created Plus)とは、セイバーメトリクスで用いられる総合的な攻撃の指標。球場による影響に対する補正を加えた打席あたりの得点力の高さを示す数値で、リーグ平均が100とされる。

 大谷は昨季、規定打席には届いていないものの、wRC+は「152」。これを規定到達者の中に照らし合わせると、メジャー6位に相当する。ポール・ゴールドシュミット(144)、マニー・マチャド(141)、マット・カーペンター(138)、ブライス・ハーパー(135)といったスラッガーを凌ぐ抜群の成績で、これは昨年、米国野球殿堂入りを果たしたエンゼルスのレジェンドであるゲレーロ元外野手のMVPイヤーに匹敵するほどの数値だったというのだ。

 右肘のトミー・ジョン手術を受け、今季はまず打者専念で戦列に復帰する大谷。復帰を果たしたのち、どんな打撃を見せてくれるのか。スラッガーの活躍に大きな期待が高まっている。

(Full-Count編集部)

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