8回途中1失点の菊池雄星をサービス監督もべた褒め「素晴らしかった」
サービス監督絶賛「カーブの感覚が非常に良かったようだ」
■マリナーズ 10-1 ヤンキース(日本時間9日・ニューヨーク)
マリナーズの菊池雄星投手が8日(日本時間9日)、敵地ヤンキース戦に先発し今季2勝目をマークした。6回1死までヤンキース打線を無安打に封じる圧巻のピッチングを見せ、メジャー最長となる7回2/3を投げて3安打1失点と好投した。
初回、先頭のルメイヒューに四球を与えた菊池だったが、後続を打ち取って無失点の立ち上がり。そこから勢いに乗ると、2回、3回、4回、5回と4イニング連続で3者凡退に仕留めた。6回も先頭のロマインを二ゴロに打ち取り、これで16者連続アウトに。その後、2本の安打と犠飛で1点を失ったものの、失点はこれだけ。メジャー最長となる8回も続投。2死とした後に、トーチマンに右前安打を浴びたところで降板となったが、7回2/3、3安打1失点の好投で2勝目をあげた。
2試合連続となる好投に、マリナーズのスコット・サービス監督も菊池をべた褒め。試合後の会見では「ユウセイは素晴らしかった。カーブの感覚が非常に良かったようだ。弱い当たりの安打が数回あった。しかし、彼はますます落ち着きを見せ続け、彼自身のことを理解し続けている。彼はヤンキースタジアムでプレーすることを楽しみにしていた」と称賛した。
さらに「彼は良く(自身のレパートリーを)理解している。(インディアンス戦よりも)カーブは更に良かった。このリーグの優秀な投手たちはそうやってプレーする。全ての球に良い感覚があった。チェンジアップを混ぜていたし、それは良かったと思う。彼が(質を上げるために)取り組んでいるいる球種だし、後々彼の投球を助けることになるだろう」と語っていた。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)