「流れを切りたくない一心」―愛知ディオーネの連敗止めたエース里綾実の決意

埼玉アストライアの磯崎は「ストライク先行で投げられるようにしっかり修正を」

 試合後、里は「今日は一尾選手の初登板でしたし初回に点を取れていい流れがあったので流れを切らせたくないという一心で自分のできることを精一杯出し切れました。登板した時から2点差あると思っていて、1点差だと気づいたのが最終回だったのでちょっと焦りましたが、気持ちを整理してしっかりやるべきことができました。連戦で厳しい戦いが続きますが、それは選手だけではなく同じ気持ちで戦ってくれているファンの皆さんも同じです! 年間通して気持ちを切らさずに応援してくれるファンの皆さんの笑顔のためにしっかり戦ってプレーで応えるので今後も応援よろしくお願いいたします」とファンに向けたメッセージも含めてコメントした。

 プロ初登板初先発となった一尾は3回0/3を2失点というほろ苦い投手デビューとなったが、二刀流としての可能性を十分に感じさせるピッチングを披露。 試合後は「先頭を出すことが多かったのと、ボール球先行でテンポが悪かったので、ストライク先行で投げるのと、先頭を抑えられるようにしていきます!」と次戦への登板に向けて意気込みを話した。

 アストライアは磯崎が7回136球を一人で投げぬいたものの、要所での守備・走塁のミスが響き、今シーズン初の3連勝とはならなかった。

 試合後、磯崎は、「今シーズン初めて泉由希菜選手とバッテリーを組み、私の持ち味を生かした配球を組んでくれましたが、それに応えられない投球となり、悔しさが残る結果となりました。開幕から自分に有利なカウントに持っていず、四死球に繋がるケースが多いことが、うまくチームに流れを持ってこられていない原因だと感じています。打たれたり、ピンチの場面でも、最少失点で抑えて攻撃に繋げるというのが私のピッチングスタイルですが、それができていないため、ビッグイニングを作ってしまっています。野手の守りやすいリズムでテンポよくストライク先行で投げられるようにしっかり修正していきます」と話した。

 エースが輝く持ち味の光るピッチングが見られる日が待ち遠しい。

日本女子プロ野球リーグ

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