「イチローはレジェンド、大谷はアイドル」!? 敵地メディアが2人を“比較”
解説者のレジェンドが絶賛「あのトラウトより足が速いと聞いています」
■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦でメジャー復帰から3試合連続「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1打点1四球の活躍で13-0での大勝に大きく貢献した。敵地メディアも復活の男に大注目。スピードについては同僚の天才マイク・トラウト外野手、日本国内の人気については今季現役を引退してマリナーズの会長付き特別補佐兼インストラクターに就任したイチロー氏と比較されるなど、デトロイトでも“ショータイム”を巻き起こした。
2試合ヒットなしで迎えた復帰第3戦。敵地デトロイトで試合を中継するテレビ局「FOXスポーツ・デトロイト」でも昨季のア・リーグ新人王は話題の中心となった。
初回無死一、二塁の好機。大谷が登場すると、解説を務めているダイヤモンドバックス元監督のカーク・ギブソン氏は二刀流の男が誇る“第3の武器”を称賛した。
「(この場面で)必要なのはゴロで打ち取ることですが、ここでオオタニですよ。彼はおそらくチーム最速の男です。あのマイク・トラウトよりも足が速いと私は聞いています」
現役時代、ドジャースで1988年にナ・リーグMVPに輝き、その年のワールドシリーズで負傷を抱えながら放った代打逆転サヨナラ本塁打は今でも語り草のギブソン氏。2011年にはDバックスで最優秀監督賞にも輝いたレジェンドは大谷のスピードを絶賛し、メジャー屈指のスピードスターとしても有名な天才トラウトよりも「上」とまで評価していた。