プホルスの2000打点記念ボール、本人に戻らず 米記者がレポート「ファンが拒否した」
10日のタイガース戦でソロ本塁打を放ち、史上3人目の2000打点を達成
■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)
エンゼルスのアルバート・プホルス内野手が9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦でメジャー史上3人目となる通算2000打点をマークした。大台まであと1打点と王手をかけていたプホルスはこの日「5番・DH」でスタメン出場すると、3回の第2打席に左越えのソロ本塁打を放って2000打点に手を届かせた。
5点リードの3回2死。左腕カーペンターの91.8マイル(約147.7キロ)直球を捉えたプホルスの打球は左翼席中段。6号ソロとなり、4日のアストロズ戦以来4試合ぶりの打点をあげ、ハンク・アーロン(2297打点)、アレックス・ロドリゲス(2086打点)に次ぐ大台到達となった。
MLBの歴史に残る偉大な記録を達成したプホルスだが、記念すべき瞬間に、少々残念なことが起こった。米メディア「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターで、こうレポートしている。
「アルバート・プホルスは2000打点目のボールが自身の手元に入ることはないだろう。(ボールを手に入れた)ファンが、タイガースとエンゼルスからの申し入れを拒否し、球場を後にした」。
通常、様々な記録を達成した記念のボールは回収され、選手の手元に戻ってくる。ただ、この日は左翼スタンドへの本塁打。ホームランボールをキャッチしたファンが、スタッフによる回収の願いを拒否したため、プホルスの手元に戻ってこなかったという。
史上3人目の2000打点達成球という、大きな価値のあるこのボール。フレッチャー氏は「彼は今それを売ることはできない。なぜなら、それが本物だと証明されていなかったためだ」とも記し、仮に、このファンが記念球をオークションなどに出そうとしても、達成したボールがどうか証明できないために売ることはできないと指摘していた。
(Full-Count編集部)