大谷を2打席連続三振斬り 相手右腕「日本メディアに報道されないように…」
オリオールズ右腕ストレイリー「彼が復帰したことは球界にとっても良いことだと思う」
■エンゼルス 8-3 オリオールズ(日本時間11日・ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地オリオールズ戦に4戦連続で「3番・DH」でスタメン出場し、5打席ノーヒットに終わった。チームは8-2で快勝したが、大谷は9日(日本時間10日)のタイガース戦の復帰後初安打から2試合連続ヒットはならず。相手先発右腕は「オオタニに本塁打を打たれた投手として日本のメディアに報道されないようにしたかった」と冗談交じりに振り返った。
大谷は、第1打席は見逃し三振、第2打席は空振り三振に倒れると、第3打席は遊ゴロ。第4打席はヘルメットを飛ばしながら打った打球が三ゴロとなった。試合は、7回表の開始直前に降り出した雨により1時間49分という長い中断があり、大谷は5点リードの9回1死も左飛と無安打に終わった。
オリオールズ先発の右腕ストレイリーは5回途中5安打6失点で3敗目(1勝)を喫したが、大谷は2打席連続三振に仕留めた。試合後は「オオタニに本塁打を打たれた投手として日本のメディアに報道されないようにしたかった」と振り返り、報道陣の笑いを誘うと、「彼が復帰したことは球界にとっても良いことだと思う。MLBの打者たちは素晴らしいし、彼も例外ではない。だから、最高の投球をしなければならない」と回顧。そして、「僕のゲームプランは、緩急をつけ、ゾーンの上下に投げることだったが、それが今日は上手くできたと思う」とうなずいた。
大谷は8日(同9日)のタイガース戦では、手術した右肘に死球を受け、ヒヤリとさせる場面も。ただ、エルボーガードをつけているため、影響はなかった。ストレイリーも打者・大谷の右肘が気になるかを問われ「いいや、彼は大きなパッドをしている。彼の肘の位置は遠いから当たらないよ。彼は肘を高く上げているからね」と言及。特に意識することなく、大谷を三振に斬って取ったようだ。
5打席無安打で打率は.125に下がった大谷。まずは、きっかけを掴む豪快な一発が欲しいところだ。
(Full-Count編集部)