広島、打線組み換え奏功で快勝 緒方監督ご満悦「いい形」、ジョンソンも称賛
ジョンソンは6回無失点で2勝目「前回よりもう一段階上がった投球」
■広島 4-0 DeNA(11日・マツダスタジアム)
広島は11日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に4-0で勝利した。先発のジョンソンが6回無失点の好投で2勝目。打線は4月30日以来のスタメンとなった松山が初回に先制タイムリーを放ち、今季初めて1番に入った西川も追加点となる適時打など、打線の組み換えが奏功した。試合後の緒方監督は「いい形でゲームができた」とご満悦だった。
初回に2死から四球と安打で一、二塁のチャンスを作り、松山がライト前に落ちるタイムリーを放った。試合前まで打率.179と不振だった松山は「振り切った打球だったので、(外野手の)一歩目が遅れたということもあるかな」と、今季初となる本塁打以外のマツダスタジアムでの打点を照れ臭そうに振り返った。
2回には西川のタイムリーで追加点を挙げ、試合の主導権を握った広島。早い回から援護を受けた先発のジョンソンは、3者凡退は初回のみと走者を出しながらも要所を締める投球で6回までDeNAを無得点に抑えた。
緒方監督は「ジョンソンは前回よりもう一段階上がった投球を見せてくれた。低めに力のあるいいボールがいっていたし、走者を出しても粘りの投球で6回無失点。ナイスピッチングだった」と、ようやく今季2勝目をマークした助っ人左腕を褒めた。
打順の組み換えが機能した攻撃陣については、「初回から点を取れた。中押しというところがちょっとなかったけど、7回にキク(菊池涼)がいいバッティングをしてくれた。あの2点は大きかった」と、ラッキーセブンの攻撃を評価した。
開幕から不振が続いていた投打の選手の活躍で、貯金に失敗した前日から1日で勝率5割に復帰した。3カード連続勝ち越しと、開幕直後を含めて5度目の挑戦となる貯金1をかけて、明日はアドゥワが先発する。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)