滑って転んでサヨナラ負け… 右翼のお粗末プレーにOB唖然「信じられますか?」
9回1死二、三塁の場面で右前に浅い飛球が飛んだが足を滑らせ転倒しサヨナラ負け
■アスレチックス 3-2 インディアンス(日本時間12日・オークランド)
インディアンスは11日(日本時間12日)、敵地でのアスレチックス戦に2試合連続のサヨナラ負けを喫した。浅い飛球を右翼手が猛チャージをかけたが滑って転び捕球できずに決着したまさかのサヨナラ劇を地元メディアが「信じられますか?」と呆然と伝えている。
緊迫した試合はあっけない幕切れとなった。2-2の同点で迎えた9回1死二、三塁。アスレチックスのラウレアーノの放った打球は右翼への浅い飛球となった。右翼手ルプロウは猛チャージをかけ落下地点を目指したが、直前で足を滑らせ転倒。打球は右前に弾みインディアンスは2試合連続でサヨナラ負けを喫した。
歓喜の勝利にアスレチックス公式ツイッターは「ケリーグリーン色のユニホームには魔法がある」とコメントを添え、まさかのサヨナラ勝利を伝えた。これにはファンも「このユニホームを毎試合着るべきだ」、「そう思う!!」、「魔法はルール違反じゃないの?」と大喜び。一方、地元メディアは呆然と試合を伝えていた。
この試合を中継した地元TV局「スポーツタイム・オハイオ」。サヨナラ負けが決まった瞬間はしばらく沈黙が続いた。そして解説を務めたインディアンスOBのリック・マニング氏は「ピンチの時に内野と外野の間に打球が飛ぶと、こうしたことが起こります」と説明したが「スリップして倒れました。打球は落ちて、サヨナラヒット。信じられますか?」と唖然。
そして再びリプレイ映像を見て状況を確認し「良い変化球でした。打ち取ったと思ったでしょう」と、最終回にマウンドに上がった右腕コールをかばい「(打球に)間に合うのはルプロウだけでした。彼はスリップし、打球が落ち、試合終了です。信じられません」と伝えていた。