田中将大、驚異のストライク率75% 快投に手応え「最近では1番良かった」
7回1失点と今季2度目のHQS達成「また次回登板まで精進していきたい」
■ヤンキース 7-1 レイズ(日本時間13日・タンパ)
ヤンキースの田中将大投手が12日(日本時間13日)、敵地レイズ戦で7回5安打1失点7奪三振と快投。今季3勝目を挙げ、チームを7-1の快勝に導いた。ヤンキースは首位レイズとの直接対決に勝ち越し、0.5ゲーム差に肉薄。田中は試合後に自身のツイッターで「ここ最近の登板の中では1番良かった」と振り返っている。
5回まで毎回奪三振という快投を見せた田中。6回1死からメドウズに浴びたソロ本塁打による1失点のみに抑え、わずか73球で7回を投げきった。今季5度目のクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以内)、そして同2度目のハイクオリティースタート(HQS、7回以上を自責2以内)を達成。まさにレイズ打線を圧倒する内容だった。
田中は試合後、自身のツイッターを更新。「レイズ戦に登板して3勝目を挙げることができました。まだまだベストな状態ではありませんが、ここ最近の登板の中では1番良かったと思います! また次回登板まで精進していきたいと思います」と綴った。最近はスプリットの状態が上がらず、苦しい投球が続いていたが、ようやく快投。6回1/3を5安打2失点4奪三振2四球と粘りの投球を見せた7日(同8日)の本拠地マリナーズ戦後、「諦めずに前を向いてやり続けることが大事だと思う」と話していたが、まさにその言葉を証明する投球だった。
この日は73球を投げてストライク55球。驚異のストライク率75%という抜群のコントロールの良さで、昨季のサイ・ヤング賞左腕スネルに投げ勝った。防御率も3.44に向上。確実に本来の姿へと近づきつつある。