イチロー氏の伝説「レーザー」は「全ての外野手の理想」 米メディア改めて絶賛
三塁ベンチで送球を見ると…「あの送球は、投球のようだったよ!」
「ジ・アスレチック」が注目したのは、同コーチの証言の「“ほとんど”」という部分。「そう言った理由は、ある一つのプレーが存在するためだ」として、イチロー氏の伝説の「レーザービーム」送球に言及している。
「2001年4月11日の試合は、イチロー・スズキにとってのメジャー8試合目だった。この右翼手は、日本での何年にもわたる素晴らしい活躍を通じて築きあげた評判を引っ提げて、メジャーにやってきた。しかし、アメリカのファンや選手たちがその評判を信じるためには、彼の肩の強さを目にする必要があった」
イチロー氏は、そんな状況の中ですべての人の予想を上回るような驚愕の送球を見せ、ロングをアウトに仕留めた。「ここ18年間で野球ファンが幾度となくこのハイライトを見てきたこともあり、誰もがその記憶をもとに、あのアナウンスコールを復唱できるかもしれない」。イチロー氏の代名詞「レーザービーム」が誕生した有名な実況は、日本人ではなくとも多くの人の耳にこびりついているというのだ。
記事では、その試合でクリステンセン外野守備コーチがベンチにいたため「哀れなテレンス・ロングがスライディングを始めた際に、その送球が唸りをあげながら(三塁側ベンチにいる自分の方に)向かって来るのを目撃したのである」と指摘。本人は「あの送球は、投球のようだったよ!」と明かしたという。「ジ・アスレチック」は「あの送球こそが、ラウレアーノや今日における全ての外野手たちが掲げる理想だ」として、イチロー氏の伝説のプレーがいかに米球界に大きな影響を与えたかを強調している。その記憶は、18年が経過した今も色あせていない。
(Full-Count編集部)