「大谷翔平選手、握手いいですか?」フィギュア本田真凜の激励に応える本拠地弾
メジャー通算24本塁打のうち16発が本拠地「打撃練習から一番多く打っている場所。普段通り入れる」
氷上の妖精の“ゲキ”にも応えた。休養日となった16日。本拠地・アナハイム近郊のショッピングモールへ買い物に出かけた。193センチの自身より30センチほど小さい女性が憧れの眼差しで近づいてくる。女子フィギュアスケートの16年世界ジュニア選手権女王、本田真凜だった。
「大谷選手ですよね? 握手いいですか?」。日本を代表するアスリート2人だが、これが初対面。わずか数秒の出来事だったが、7歳年下の女性アスリートから“激励”された。二刀流は20年シーズンまでお預けで、打者一本。それでも周囲の期待は分かっている。
「徐々に良くなってきていると思います。もちろん100%ではないですけど、それに近づきつつある」。この日のフリー打撃では43スイングで術後最多19本の柵越えと打球も上がってきた。全開宣言はもうすぐそこだ。
メジャー通算24本塁打。そのうち16本塁打は本拠地アナハイムと“庭”としている。
「打撃練習から一番多く打っている場所なので。打席の景色からいつも通り、普段通り入れる」
自身の出場した試合は7勝3敗と圧倒的な勝率を誇る。地元ファン、本田真凜の応援を背に受け、これからも豪快なアーチをかっ飛ばしていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)