ヤンキースの“因縁対決”は収まらず レイズは故意死球?に激怒「腹立たしい」
7回に左手付近に死球を受けたレイズのディアスが激怒
ヤンキースは19日(日本時間20日)、本拠地で東地区2位のレイズと対戦し13-5で勝利した。首位攻防戦を制したが“因縁対決”は終わりそうにない。
両チーム6本塁打が乱れ飛んだ空中戦を制したのはヤンキースだった。5-5の同点で迎えた6回に2つの押し出し四球と3連続タイムリーで一挙7点を奪い勝ち越しに成功。終わって見れば13得点を奪う大勝だったが、昨季、そして今シーズンも続く“遺恨”は続いていた。
レイズの地元メディア「タンパベイ・タイムズ」は「ヤンキースは故意にぶつけてきたと、レイズのヤンディ・ディアスが語っている」と見出しを付け、2回のロバートソン、7回のディアスが受けた死球をヤンキース側が故意でぶつけた可能性があることを伝えている。
記事では7回に左手付近に死球を受けたディアスが「理由がわからないよ。もしかしたら、(5月11日に)僕が彼らから2本ホームランを打ってるからなのかな」とコメントしたことを紹介。さらに「当然のことながら、腹立たしいよ。どうすることもできないけどね。もう起きてしまったことだから」と、激怒している様子を伝えている。
両チームは、昨シーズンから因縁があった。昨年9月27日の一戦で、ヤンキース捕手のロマインが頭部付近にビーンボールを浴びると、直後の6回にサバシアがレイズのスクレに死球を与えて、“報復死球”として退場に。これがシーズン最終登板だったサバシアは、あと2イニングを投げれば出来高50万ドル(約5480万円)を獲得できていたため、チームメートを守る“男気”として話題となっていた。
さらに今季初対戦となった10日(同11日)からの3連戦の第2戦ではルメイヒューが本塁打を放った直後に次打者のボイトがぶつけられ被弾に対する“報復”とも取れる行為があったばかり。
同じア・リーグ東地区で首位のヤンキースを0.5差で追う2位のレイズ。熾烈な優勝争いはまだまだ続きそうで、“因縁対決”にも注目が集まりそうだ。
(Full-Count編集部)