今季MLB最速の162キロ“剛速球”補殺、動画再生8万回超 解説も唸る「キャノン」
レイズのキアマイアーが“剛速球”バックホーム「正確さも備えている」
■レイズ 8-1 ドジャース (日本時間23日・タンパベイ)
レイズの名手、ケビン・キアマイアー外野手が22日(日本時間23日)の本拠地ドジャース戦で見せた“今季メジャー最速補殺”が話題となっている。強烈なバックホームの球速は100.6マイル(約161.9キロ)をマーク。MLB公式ツイッターもこのプレーの動画を公開しているが、解説者は正確な「キャノン」を称賛している。
1-1の同点で迎えた6回だった。1死一、二塁でドジャースのマーティンが中前打を放つと、センターのキアマイアーが前進してボールを掴んだ。そして、本塁へ“剛速球”のバックホーム。ワンバウンドで捕手ダーノーのグラブに収まる正確な送球で、二塁から生還を狙ったベリンジャーはアウト。2015、16年とゴールドグラブ賞に輝いている名手の“美技“に球場はどよめいた。
試合を中継していたFOXスポーツ・サンでは、実況が「センターへのライナーです。キアマイアーがチャージを掛けます。ベリンジャーがホームインを狙います。彼は……アウトです!」とまくしたてると、解説者のブライアン・アンダーソン氏はリプレーを見ながら「彼(ベリンジャー)はトラブルに陥ることは誰もがわかっていました。打球が素早くキアマイアーの手元に届き、ここで彼のキャノンです。正確さも備えています。ダーノー(捕手)にとって完璧なワンバウンドです」と唸った。
MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、送球の球速は100.6マイル。今季のメジャーリーグで外野手が補殺を記録した送球では最速だったという。動画の再生回数はあっという間に8万回を超えた。キアマイアーは7回には3ランを放つなど活躍し、レイズは8-1で勝利。ヤンキースとの熾烈な首位争いが続いている。
(Full-Count編集部)