大谷翔平は31日も「出場できる状態」 監督が明言、先輩・菊池雄星と対決へ
31日は敵地マリナーズ戦で花巻東高の先輩・菊池が先発
■エンゼルス 12-7 アスレチックス(日本時間30日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で出場し、5打数1安打2四球3三振だった。3試合連続安打を放つなど、相手の失策も含めて計4度出塁したが、3三振。エンゼルスは延長11回に勝ち越し、12-7で勝利して2連勝を飾った。この日は計7度、打席に立ったが、ブラッド・オースマス監督は花巻東高の先輩・菊池雄星投手が相手先発を務める30日(同31日)のマリナーズ戦についても「出場できる状態」と話した。
大谷は初回に四球を選び、味方の先制タイムリーで二塁から生還。3回1死走者なしの第2打席は三塁正面への当たりも、速度108マイル(約174キロ)の打球を昨季ゴールドグラブ賞の名手チャップマンが捕球できず、失策で出塁した。6回には2つ目の四球。8回2死走者なしの第5打席では左腕ワン最後は外角へのスライダーを右手一本でライト前に運ぶ技ありのヒットで、3試合連続ヒットとした。
失策も含めて4度出塁した一方で、3点を勝ち越した直後の延長11回無死満塁の絶好機では見逃し三振に倒れるなど3三振。今季は19試合出場で23三振に達し、打率は.237となった。
大谷はこの日で6試合連続出場。この日は7打席に立った。シアトルに舞台を移す30日(同31日)の試合では、菊池との対決に大きな注目が集まるが、オースマス監督は試合後に「彼は出場できる状態だが、DHで出場するかはわからない」と話し、笑いを誘った。メジャーでの“花巻東対決”実現へ、正式発表はしなかったものの、含みのある発言だった。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)