元Gマイコラス、快投でダルと投手戦演じる 監督絶賛「本当に本当に良かった」
7回1失点の快投でサヨナラ勝ちに貢献「試合が進むにつれ、調子を上げられた」
■カージナルス 2-1 カブス(日本時間1日・セントルイス)
2017年まで巨人でプレーしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が5月31日(日本時間1日)、本拠地カブス戦で7回6安打1失点3奪三振2四球と快投した。ダルビッシュ有投手との投げ合いは、両者ともに好投で勝敗はつかず。試合は延長10回にカーペンターがサヨナラ打を放ち、カージナルスが2-1で勝利した。マイク・シルト監督は、今季4度目のハイ・クオリティ・スタート(HQS、7回以上を投げて自責2以下)で勝利に貢献したマイコラスを「素晴らしかった」と絶賛している。
初回に2死満塁のピンチを無失点で切り抜けたマイコラスは、その裏にオズナの犠飛で1点のリードをもらう。しかし、2回に1死三塁のピンチを招き、ダルビッシュの犠飛で同点とされた。
だが、その後は両投手が失点を許さず、投手戦に。3回は3者凡退に抑えたマイコラスは、4回は2安打を許すも無失点。5、6回も無失点に抑えると、7回は2死からアルモラJr.に三塁打を許したものの、ダルビッシュの代打ボートを中飛に仕留め、勝ち越し点は許さなかった。
同点のまま降板し、白星はつかなかったものの、チームはサヨナラ勝ち。マイコラスは104球を投げてストライクは66球。防御率は4.41となった。
地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウエスト」は公式ツイッターで試合後の記者会見を公開。マイコラスは「序盤にミスをしてしまった。でも、試合が進むにつれ、調子を上げられた」と振り返り、「カーブは決め球だよ。最初の4、5球は上手く決まらないこともあるが、一旦感覚をつかめば頼りになる」と決め球の精度に手応えを示している。
17日(同18日)の敵地レンジャーズ戦で2回途中7失点と大炎上したが、その後は2試合連続好投。マイコラスは「レンジャーズ戦の前には好投していたし、(レンジャーズ戦のことは)記憶から消し去ろうとした。上手くいっていることを続ければ、結果につながるんだ」と話す。しっかりと立て直してきた。
また、「FOXスポーツ・ミッドウエスト」はシルト監督の会見も公開。指揮官は「素晴らしかった。2回にダルビッシュに変化球を上手くスイングされ犠打となったが、3回、4回と調子を上げていった。普段のマイコラスらしく、直球をプレートの両側に投げていた。カーブもキレが良くなっていた。彼は本当に本当に本当に良かったと思う」と絶賛している。エースの状態は確実に上がってきた。
(Full-Count編集部)