敦賀気比の“2年生エース”笠島が4安打完封「回が進むごとに完封しかないと」

4安打完封と快投した敦賀気比・笠島尚樹【写真:沢井史】
4安打完封と快投した敦賀気比・笠島尚樹【写真:沢井史】

1年生大会以来の背番号1で快投「抑えてやろうという気持ちが強かった」

 第140回春季北信越地区高等学校野球大会の1回戦が1日、高岡西部総合公園野球場で行われ、ともに強力打線が持ち味の敦賀気比-日本航空石川の強豪同士の対戦は1-0で敦賀気比が制した。

 日本航空石川打線を4安打完封したのは1年生大会以来、背番号1を背負った敦賀気比2年生・笠島尚樹だった。

 ストレートはこの日、自己最速の139キロをマーク。キレのあるスライダーが冴え、ピンチでも厳しいコースに決めて乗り切り、スコアボードにゼロを並べ続けた。先輩の142キロ右腕・黒田悠斗に代わり、この大会ではエースに。気合は十分だった。

「正直、自分がエース番号を背負うなんてビックリしました。でも抑えてやろうという気持ちが強かった」

 5回に2死三塁のピンチがあったが、見逃し三振を奪って徐々に手応えを掴んだ。「中盤以降から完封を意識するようになって、回が進むごとに完封しかないと思って。(味方の援護が)1点だったから余計に気持ちが入りました」。6回以降は打たれたヒットは1本のみ。最後まで気持ちをボールにぶつけ、初戦突破の立役者となった。

(沢井史 / Fumi Sawai)

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