大谷翔平、超低空弾&左腕から価値ある適時打 米専門家「なんてスイング」
8回に左腕から1点差に迫る一打、解説者は「なんというスイングでしょう!」
■マリナーズ 4-3 エンゼルス(日本時間1日・シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手は5月31日(日本時間1日)、敵地マリナーズ戦で4打数2安打2打点とマルチ安打の活躍を見せた。6回の第3打席には、最高到達点52フィート(約15.8メートル)という超低空飛行で左翼に運ぶ今季3号ソロ。試合は3-4で敗れたが、8回には1点差に迫る左前適時打も放った。米メディアは、左腕から放ったこの一打を「良いアプローチ」と評価している。
3点ビハインドで迎えた6回に、トラウトとの2者連続弾を放った大谷。だが、これで終わりではなかった。2点ビハインドとなって迎えた8回、2死一、二塁の好機で左腕ビドルから左前適時打。1ストライクから外角低めへの88マイル(約141キロ)のスライダーを捉え、三遊間を抜いた。
この瞬間、試合を中継していた地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況は「抜けました! ヒットです! レンヒーフォが生還します」と興奮気味にまくしたてる。すると、メジャー通算132勝のエンゼルスOB、解説者を務めるマーク・グビザ氏は「なんというスイングでしょう! また本当に良いアプローチです、ショウヘイ・オオタニ! 今日は2打点の活躍です」と称賛。そして、「彼は右腕相手でも左腕相手でもよく球が見えるようになってきましたね」と続けた。
昨年は対右腕は打率.313だったのに対して、対左腕は.222だった。シーズン序盤は左腕相手にスタメンを外れる試合も多かった。しかし、今季はここまで右腕には打率.220だが、左腕には打率.333。数字が逆転している。右腕相手の数字も上がっていけば、現在.250の打率も上昇していくはずだ。
(Full-Count編集部)