大船渡・佐々木チェックに大物続々 江川卓氏、西武渡辺GMが練習試合に
150キロ超えの直球連発 9回4失点も153キロ&13K
今秋のドラフト1位候補、大船渡(岩手)の佐々木朗希投手が2日、岩手・大東球場で行われた佐久長聖(長野)との練習試合に先発し、9回を投げ4失点で完投した。試合は佐久長聖が4-1で勝利した。
佐々木は「4番・投手」で先発。直球は比較的少なめでカットボール、スライダーチェンジアップなどの変化球で組み立て。甲子園常連の佐久長聖打線に2回に4安打を浴び、3失点したが、徐々にペースアップ。4回には150キロ超えを連発するなど力のあるボールや、変化球を駆使し、13三振も奪った。153キロを計測するスカウトのガンもあった。ピンチでも落ち着いたフィールディング。一塁牽制では二度アウトにした。
投手としては9回9安打4失点。打者としての佐々木は4打数無安打だった。
スタンドには日米球団のスカウトの姿が多数。複数のスカウトでチェックする球団も多くあった。西武からは編成のトップでもある渡辺久信GMの姿も見られた。
またスカウト以外にも野球解説者の江川卓氏もスタンドでチェック。実際に足を運び、怪物と呼ばれた江川氏が見た「令和の怪物」の解説は2日夜の日本テレビ系「Going!Sports&News」(午後11時55分~)で放送される予定となっている。
(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)