次回登板回避の菊池雄星がブルペン入り 右足の使い方を意識して40球投げる
2試合連続で4回途中降板、「心身の再充電」のため次回登板は回避へ
前日に次回登板の回避が決まったマリナーズの菊池雄星投手が一夜明けた2日(同3日)、本拠地シアトルでのエンゼルス戦前にブルペン入りし、クイックと2段モーションから40球を投げた。途中、一連の投球動作を携帯で撮影していたデービス投手コーチやデータ分析を専門とする担当コーチと意見交換し、アドバイスを受けた右足の使い方を実践。課題となっている軸足に重心を残すフォームの修正に取り組んだ。
菊池は直近の2試合連続で4回途中降板となり、直球の球速が落ちるなど問題点が急浮上した。球団の方針で、疲労軽減策として4月26日には1回限定の“ショートスタート”を経験した菊池。2度目のショートスタートが見込まれていたが、1日(同2日)にサービス監督が「心身の再充電」から4日(同5日)のアストロズ戦登板を回避させる方針を発表。疲労回復を最優先させると思われていた中で早速、動いた。
フィールドに出る際には帽子を取り一礼。報道陣には笑顔で会釈するなど重々しい雰囲気はない。登板回避決定後に「有意義な時間にしたいと思う」と話した言葉通り、陽光降り注ぐブルペンで左腕は充実した時間を費やした。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)