鷹バンデンハークが4日中日戦で今季初登板へ「支えてくれた人達のために」
腰の張りを訴えて長期のリハビリに「精神的に強くなれた」
■ソフトバンク – 中日(4日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手が4日の中日戦(ヤフオクドーム)で今季初登板初先発する。
腰の張りを訴えて筑後のファーム施設で長期のリハビリに励んでいたバンデンハーク。5月の3軍でようやく実戦復帰を果たし、その後もステップを踏んで今季初の公式戦登板にこぎつけた。「戻って来れてとてもうれしいよ。長くかかってきつい時期もあったけど、支えてくれたトレーナーや筑後にいたチームメイトのためにも、しっかりと準備をして力を出し切りたい」と意気込み、「状態が上がらない時期もあって、そこでくさることは簡単だったけど、1日何かポジティブなことを見つけて前向きに過ごすことができた。周りのみんなに感謝しているし、精神的に強くなれたよ」と、繰り返し周囲への感謝を口にした。
リハビリを続けていた間もチームの状態を気にかけていたといい「いいスタートを切れたが、少し疲れや故障があってきつい時期。でもシーズンは長いし、これを乗り越えていけばいい」と、自分もその乗り越えるための力になるつもりだ。
中日との3連戦は「ルーフオープンシリーズ」としてヤフオクドームの屋根を開いて試合を行う。「僕は初めて。でも雨みたいだね。もちろん(屋根を開いた状態で)投げてみたいけどね」と、少し残念そうな表情を浮かべた。同じ中日戦で和田毅も今季初登板となる。「まずは僕がしっかりと投げて和田にも勝ってもらえばチームは勢いに乗れる」と、筑後で一緒に頑張ってきた2人で交流戦の好スタートを切るつもりだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)