ホークス和田、5日中日戦で2年ぶり復帰登板へ「自分にとっての開幕」
本拠地マウンドで立ち投げのはずが捕手を座らせて13球「やっぱり投げやすいマウンド」
ソフトバンクの和田毅投手の今季初登板が5日の中日戦になることが明らかになった。3日の投手練習ではヤフオクドームのマウンドを使っての投球練習を行った。
5日の中日戦で今季初登板を果たすことになった和田は、通常の投手練習の後、ヤフオクドームのマウンドで感触を確かめるようにピッチングを行った。猪本ブルペン捕手に「座らなくていいから」と立ち投げを始めた和田だったが、「やっぱり座ってもらった方がわかりやすいかな」と座ってもらって13球。倉野信次投手コーチからは「和田、あまり投げすぎるなよ」と注意が飛んだ。
「今日は大竹が(マウンドで)投げると聞いたので、少し使わせてもらおうかな、と。13球と言っても全力で投げたのは1球か2球程度。傾斜とかも確認できて良かったです。久しぶりでしたけど、やっぱり投げやすいマウンドだなと思いました」
左肩痛から2年ぶりの復帰登板となる。「自分にとっての開幕。自分の中であまり特別感は出したくないんですけど、チームにとって大事な試合であることに変わりはないので、とにかくチームが勝つピッチングをしたいと思います」とした。5日は中6日で大竹耕太郎が登板すると思われたが、和田と大竹の順番を入れ替えたことについて倉野信次投手コーチは「細かくは言えないが戦略的なことがあって」とだけ語った。
交流戦のスタートはバンデンハーク、和田と今季初登板の2人でバトンをつなぐことになる。「楽天に3連敗して苦しい試合になりましたが、交流戦はまた相手も変わる。バンデンハークが先頭を切ってくれるので、自分もそれに続けたらと思います」と、初登板コンビで2連勝を狙っていく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)