全米ドラ1候補の大学生強打者へ満塁で申告敬遠 ファン納得「最も賢明な判断」
全米ドラ1候補のラッチマンは満塁の反撃機で申告敬遠 米メディア「ボンズ級」
米大学野球で、米ドラフト全体1位候補の強打者が満塁の場面で申告敬遠されるという場面があった。5月31日(日本時間1日)に行われたシンシナティ大-オレゴン州立大の一戦。3点を追うオレゴン州立大は7回、無死満塁の絶好機を作った。ここで打席には主砲のアドリー・ラッチマン捕手。ホームランが飛び出せば逆転という場面で、シンシナティ大は申告敬遠を選択した。球場が大歓声に包まれる中、三塁走者がゆっくりと生還。逆転満塁弾よりも押し出しで1点を失うほうがマシとシンシナティ大は判断した。
米メディアは「バリー・ボンズ級」と“大絶賛”。NCAA(全米大学体育協会)ベースボールの公式ツイッターが公開した動画は再生回数150万回に迫る勢い。ファンはシンシナティ大の判断を評価。さらに将来のメジャーリーガーを称賛する声が集まった。
「良い判断だ」
「将来のオリオールズ選手?」
「ボンズされたね。素晴らしい」
「大胆な戦略」
「尊敬!」
「これはクレイジーだ!」
「この日最も賢明な判断」
「2アウトなら分かるけど……ノーアウトで?」
試合は満塁敬遠策を選択したシンシナティ大が7-6で逃げ切り勝ち。それでも、ラッチマンの「タイムリー敬遠」は今後も語り継がれる伝説となるはずだ。
(Full-Count編集部)