元Gマイコラス、161キロ打球が右肘直撃で降板も「ただの打撲」 4回3失点で6敗目
痛烈ライナー直撃で痛みに顔歪めるも…次回登板の回避は否定「そうは思わない」
■カブス 3-1 カージナルス(日本時間8日・シカゴ)
2017年まで巨人でプレーしたカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が7日(日本時間8日)、敵地カブス戦に先発。4回4安打3失点で6敗目(4勝)を喫した。4回2死二塁のピンチで痛烈なライナーが右肘付近に直撃。そのまま降板となったが、試合後には「ただの打撲」と話している。カージナルスは1-3で敗れた。
マイコラスは初回、先頭リゾに四球を与えると、2死からバエスに2ランを浴び、先制を許した。2回は先頭カラティニに左前打を許すも、アルモラJr.を遊ゴロ併殺打で無失点。3回は全て内野ゴロで3者凡退に仕留めた。
4回は2死からヘイワードに二塁打を許すと、カラティニに適時二塁打を浴びて3失点目。続くボーテの痛烈なピッチャー返しが右肘付近に直撃。マイコラスはすぐにボールを拾い上げて一塁に送り、3アウトとしたが、痛みに顔を歪めながらダグアウトに戻った。
そして、ここで降板。74球を投げてストライクは44球。防御率は4.54。カージナルスは9回に1点を返すも、連勝はならなかった。
MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、マイコラスの右肘を直撃した打球の速度は100マイル(約161キロ)。地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウエスト」が公式ツイッターで公開した試合後の会見の中で、マイコラスは「ただの打撲だよ。自分がどれほどのものに耐えられるのか知るために、あの打球の速度が知りたいね」と話している。次回登板を回避するかを聞かれると「そうは思わない」と明言。この日の投球については「1、2球失投があった。それ以外は良かったと思う。まだ直球の制球があまり良くないが、悪くもなかった」と振り返っている。
昨季は18勝4敗で最多勝に輝いたが、今季は早くも6敗目。運に恵まれない試合もあるが、ローテを守ってマウンドに上がり続けている。