オルティス氏、銃撃され重傷も容体安定 古巣Rソックスが声明「回復に向かってる」
松坂大輔や上原浩治は元同僚、Rソックスは「サポートを継続する」
元レッドソックスの強打者、デビッド・オルティス氏が母国ドミニカ共和国で銃撃されたと、MLB公式サイトなど米複数メディアが一斉に報じた。オルティス氏は腰を撃たれて重傷を負ったものの、手術を受けて容体は安定しており、命に別状はない様子。レッドソックスも「回復に向かっている」と声明を出している。
オルティス氏は首都サントドミンゴ近郊のクラブで銃撃され、病院に搬送されたという。当初は脚を撃たれたとの報道があったが、実際には背後から腰を撃たれたと伝えられている。弾は貫通し、病院で手術を受けた。手術を担当した医師の一人は地元ドミニカ共和国のテレビで「危機は脱した」と説明している。臓器が無事で、医師は全快に向かうと父親のレオ・オルティスさんに明かしたという。容疑者はその場で逮捕されたと報じられている。
衝撃的なニュースは、ドミニカ共和国だけでなく米国でも報じられ、MLB公式サイトなども速報。選手らがオルティス氏の無事を祈るツイートを次々と投稿していた。
また、レッドソックスは球団公式ツイッターで声明を発表。「昨夜、ドミニカ共和国で起こったデビッド・オルティスに関する事件について知りました。デビッドの家族によると、彼は腰部と腹部に弾丸による傷を負いました。デビッドはサントドミンゴのアベル・ゴンザレス病院で治療を受けています。手術が終わり、回復に向かっています。我々はデビッドの家族に回復のために必要なあらゆるリソースを提供すると申し出ました。サポートを継続します」と綴っている。
オルティス氏はレッドソックスで本塁打王1度、打点王3度に輝き、3度の世界一に貢献したスター選手。通算20年間で2408試合に出場し、2472安打、541本塁打、1768打点の成績を残した。「ビッグパピ」の愛称で親しまれ、背番号34はレッドソックスの永久欠番に。将来の野球殿堂入りも期待されている。松坂大輔、岡島秀樹、田澤純一、斎藤隆、上原浩治ら日本人選手とも共にプレーした経験がある。
(Full-Count編集部)