大谷翔平はHRダービーに出るべきか否か ファンの間でも賛否真っ二つ
オースマス監督は「彼がしたいようにするべき」と大谷自身に一任する考え
エンゼルスのブラッド・オースマス監督が9日(日本時間10日)、大谷翔平投手のホームランダービー出場を容認する考えを示したことで、米国内でも賛否両論が巻き起こっている。この日のマリナーズ戦前に指揮官はMLBから出場要請が来た場合を仮定し「彼がしたいようにするべきだ」とコメントし、本人が望めば、出場を容認する姿勢を示した。
今夏のオールスターはインディアンスの本拠地クリーブランドで行われ、ホームランダービーは球宴前夜祭として7月8日(同9日)に行われる。このオースマス監督のコメントを米メディアたちもレポート。すると、ファンからは賛成、反対双方の意見が次々に飛び交った。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターで「エンゼルスのショウヘイ・オオタニがホームラン競争に参戦? 実現する可能性はある」とレポート。すると、ファンからは出場に否定的なコメントが多く寄せられた。
「結構です! シーズン中のシリーズに勝利して、プレーオフ進出に向けて集中しようよ!」
「けど、それは実現しないよ」
「No」
「本当だよね、ほとんどのMLB選手はホームラン競争に出る資格があるんだから」
「賢い判断ではない」
「彼はつい最近(本来の)スイングを取り戻したんだ。名案だとは思わないね」
一方で地元紙「LAタイムズ」のエンゼルス番記者マリア・トーレス氏も自身のツイッターで、このオースマスのコメントを紹介。すると「彼が出場しないことを願っているよ。トミー・ジョン手術から回復している最中に、怪我のリスクを彼に負わせたくないからね」「彼は間違いなく出るべきじゃないよ。オースマスがそう言っておくべきなんだ」と否定的なコメントだけでなく、賛成の声も。
「オオタニはホームラン競争にうってつけだよ。打撃練習での彼のパワーは、他の誰よりも上回っているんだから」
「投票してもいいのかな」
「良い方針だね」
「はい、お願いします! エンゼルスとMLBは(大谷の参戦を)実現させるべきだよ!」
昨年10月にトミー・ジョン手術を受け、今季は打者1本に専念して戦列に復帰している大谷。打者としては靭帯再建手術の影響はさほど感じさせていないものの、投手としてはまだリハビリ途中にある。その状態で少なからず負荷がかかりかねないホームランダービーに出場すべきか、否か。ファンの間でも意見が分かれるところのようだ。
(Full-Count編集部)