前田健太、大谷との340日ぶり対決へ「打たれたら大変」DH制には「僕の楽しみが…」
今季8勝目をかけて12日の敵地・エンゼルス戦で先発する
■エンゼルス – ドジャース(日本時間11日・アナハイム)
ドジャースの前田健太投手が11日(日本時間12日)、今季8勝目をかけて敵地エンゼルス戦で先発する。大谷翔平投手とのメジャー2度目の対戦へ向け、「もちろん楽しみですね。なかなか日本人の選手と対戦することがないので、そういう意味では対戦も楽しみです。翔平ももちろんいい打者ですし、翔平の前後を打つのもいい打者なので。大変な相手になると思いますけど、チームが勝てるように努力したいなと思います」と意気込みを語った。
大谷とはエンゼルスタジアムで行われた昨年7月6日(同7日)に対戦し、空振り三振、遊飛の2打数無安打だった。大谷は指名打者として先発出場する見込みで、340日ぶりの対決となる。今季の大谷の映像は「ニュースでしか見てないので。打ったところしか見てない」と今後対策を練るようだ。「(昨季から)変わった印象は特にないですね。楽しみですし、もちろんいい打者なので、抑えないといけない。頭を使わないといけないですし、あとは日本のメディアの人がたくさん書くと思うので。打たれたら大変なことになる」と危機感を口にした。
自身4連勝中と好調をキープする中での日本人対決となる。「プレッシャーだから、あんまり言わないようにします。『めちゃくちゃいい』とやられると……。1年に1回あるかないかの対戦。そういう意味では対戦できることはいいことだと思いますし、周りの方に注目してもらえるのはありがたい。僕も翔平もやることは変わらない。いつも通り、僕は抑えるために、向こうは打つために努力するだけなので。そこは変に意識せずに純粋に抑えるために頑張りたいと思います」と意欲を燃やした。
指名打者制のあるア・リーグ本拠地試合。PL学園高時代に4番打者としても活躍した右腕は「プラスになる部分はないですね。マイナスな部分は僕の楽しみが減る。打席に入るのが楽しみなので。僕の楽しみが削られるのがマイナス部分ですね」と苦笑い。今季は12試合登板し、7勝2敗、防御率3.42と好成績を残している。「チームが調子がいいのが一番。チームに助けられている部分がある。しっかりゲームを作って最少失点で抑えれば勝利に近づくので、そういうメンタルの部分が大きいですかね」と話した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)