「余裕でイチロー」 伝説レーザーが「史上最高の送球」に断トツ選出でファン納得
MLB公式ツイッターのアンケートで1位に、ファン「ライナーのミサイル」
3月21日のアスレチックス戦(東京ドーム)を最後に現役を引退し、現在はマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏の伝説の「レーザービーム」が、メジャー史上最高の「外野送球」に選ばれた。MLB公式ツイッターが行った4つの候補から選ぶアンケートで、断トツの35%の票を獲得。動画を見た米ファンも「断然イチロー」と1位選出に納得している様子だ。
MLB公式ツイッターが「どの外野送球が史上最高?」と投稿したアンケート。動画には、候補に入った4つのプレーがすべて収められているが、最初に登場するのがイチロー氏の伝説の「レーザービーム」だ。
2001年4月11日のアスレチックス戦、イチロー氏は8回1死一塁の場面でライト前へのヒットを捕球すると、素早く三塁へ送球。ボールは低い軌道を保ったまま勢いを失わず、ノーバウンドで三塁手デビッド・ベルのグラブに突き刺さった。一塁から三塁を目指したテレンス・ロングはあえなくアウト。その瞬間、実況は「イチローの送球……美しい送球、彼がアウトにしました! なんということでしょう! イチローからレーザービームのストライクです!」と絶叫。「レーザービーム」はイチロー氏の代名詞となった。この名実況も伝説のプレーを際立たせている。
この他に、ブラディミール・ゲレーロ氏、現役のヨエニス・セスペデス外野手(当時アスレチックス)、ラモン・ラウレアーノ外野手(アスレチックス)の“大遠投”がアンケートで候補に挙がっているが、最終結果は全1万8811票のうちイチロー氏が35%、2位のセスペデスは25%、ラウレアーノは22%、ゲレーロ氏は18%。イチロー氏が断トツだった。
コメント欄には、イチロー氏を称賛する声が上がった。
「断然イチローでしょ。彼のはレーザー(ビーム)だっただけでなく、投げた位置がドンピシャだったから、三塁手はタッチアウトのためにグローブを動かす必要さえなかったんだからね」
「私ならイチロー・スズキを選ぶよ」
「イチロー イチロー イチロー!!!」
「あのイチローの送球は史上最高の1つ。今でも素晴らしい」
「余裕でイチローだろ」
「イチローとブラッドの2人だけが低い軌道の送球」
「イチローの送球はデビューイヤーだったこともあり、最も象徴的な送球」
今も色褪せない伝説の「レーザービーム」。何度見ても飽きない、美しすぎる「史上最高の送球」として、今後も語り継がれることになりそうだ。
(Full-Count編集部)