前田健太3敗目、ド軍監督は変化球頼りの投球に苦言「アグレッシブでなかった」
敵地エンゼルス戦で初回に3安打5失点「変化球を活かすために、直球を投げなければならない」
■エンゼルス 5-3 ドジャース(日本時間12日・アナハイム)
ドジャースの前田健太投手は11日(日本時間12日)、敵地エンゼルス戦で先発した。初回に340日ぶり対決となった大谷に先制の右越え7号ソロを浴びるなど3安打5失点。4回1/3で4四死球3安打5失点で降板し、3敗目(7勝)を喫した。試合後、ロバーツ監督は「初回は、ケンタが好投している時と比べ、アグレッシブではなかった。彼はあまり直球を投げていなかった」と変化球に頼った投球に苦言を呈した。ドジャース専門ニュースサイト「ドジャーブルー」が伝えている。
前田は初回は先頭・ラステラをチェンジアップで遊飛、トラウトを見逃し三振に仕留めた。しかし、大谷への投球からリズムを崩した。フルカウントから甘く入ったスライダーを右越え弾とされると、カルフーンの死球、ルクロイの四球で一、二塁のピンチを招いた。グッドウィンにチェンジアップを痛打されて中前適時打を許すと、この日メジャー再昇格したボーアにはチェンジアップを中越え5号3ランとされた。ロバーツ監督は変化球に頼った投球が気に入らなかったようだ。同サイトではロバーツ監督のコメントを紹介している。
「ルクロイへの四球が大打撃だった。ケンタの投球なら、彼をアウトにするべきだった。ジョナサン(・ルクロイ)のことを悪く言っているわけではない。初回は、ケンタが好投している時と比べ、アグレッシブではなかった。彼はあまり直球を投げていなかった。しかし、5失点後の2巡目には、彼はずっとアグレッシブだった。変化球を活かすために、直球を投げなければならない」
2回は制球に苦しみながらも立ち直り、4回1/3で97球(ストライク58球)、4奪三振3四球1死球、3安打5失点。ロバーツ監督は「彼が調子を取り戻し、4回1/3投げてくれたことで、ブルペンの負担は減った。その点でケンタを称賛する」とした。自身の連勝は4でストップ。攻めの投球を取り戻し、8勝目を目指す。
(Full-Count編集部)