元Rソックス強打者のオルティス氏銃撃、実行犯は80万円の報酬で請け負ったか
襲撃犯の中にはオルティス氏のファンも? 「彼は何をしようとしていたのか分かっていなかった」
通算541本塁打を誇る元レッドソックスの強打者デビッド・オルティス氏が母国ドミニカ共和国で銃撃され、重傷を負った事件で、犯行グループ6人が拘束された。銃撃した実行犯は40万ドミニカペソ(約80万円)の報酬で請け負ったヒットマンだった可能性が浮上していると、ESPNが報じている。
米国野球殿堂入りも期待される英雄を襲撃した犯人グループと見られる容疑者6人が、ドミニカ共和国で拘束された。同国警察の調べによると、オルティス氏を銃撃するために実行犯グループに80万円を支払われていた可能性が高まっているという。
「ビッグ・パピ」の愛称で人気を誇るオルティス氏襲撃の動機については明らかにされていないが、拘束された犯行グループの中には同氏のファンもいたようだ。記事によると、実行犯を乗せてバイクを運転し、拘束されたという人物の弁護士は「彼は何をしようとしていたのか分かっていなかった。彼はデビッドのファンなんだ」と語っている。
また、ジーン・アラン・ロドリゲス捜査官は「現時点で我々は取り調べを進め、実際に何が起きたのかを見極めるための捜査も進めている。この悲嘆すべき物語に関与した人間は罪から逃れることはできない。実行犯だろうが、首謀者であろうが、だ」と語ったという。オルティス氏を襲撃した犯人は他にもいるとされ、バイクに乗った2人、2台の自動車に乗ったグループが現場で目撃されていると記事では伝えている。
また、ドミニカの治安の悪さについても言及。10万人あたり12.5人が殺人事件の被害者となる「世界で最も危険な国の1つ」としている。実行犯がヒットマンである可能性が高まり、オルティス氏襲撃事件の闇は深まるばかりだ。
(Full-Count編集部)