日系3世ヤマモト、“ド緊張”も7回無失点でメジャー初勝利 「一日中、汗が…」
13日のカージナルス戦でマイコラスに投げ勝ちメジャー初勝利を手にしたヤマモト
■マーリンズ 9-0 カージナルス(日本時間13日・マイアミ)
マーリンズの日系3世右腕、ジョーダン・ヤマモト投手は12日(日本時間13日)、本拠地カージナルス戦でメジャーデビューを果たした。先発で7回3安打無失点5奪三振の快投でメジャー初勝利を挙げた。試合後は「捕手をとにかく信頼していたよ」と喜びの声を上げた。米メディアが伝えている。
昨年の最多勝右腕(18勝)マイルズ・マイコラスとの投げ合いに無名の右腕が圧巻の投球を見せた。ヤマモトは3回まで無安打1四球に抑える好投を見せると、4回は無死一、三塁の大ピンチも、オズナを左飛、モリーナを遊ゴロ併殺打で無失点。その後も走者を背負いながら要所を締め7回無失点でお役御免となった。
米メディア「ジ・アスレチック」でマーリンズ番を務めるアンドレ・フェルナンデス氏は自身のツイッターでヤマモトのインタビュー動画を公開。メジャー初登板初勝利を挙げた右腕は「打者が誰かなんて見ていなかったし、捕手をとにかく信頼していたよ」と振り返った。
ピンチの場面でも落ち着いて打者と対峙するなど初登板とは思えないマウンド捌きだったが「最初はそんな感じではなかったね。一日中、汗が止まらなかったよ。緊張していたからね。けど、1アウト取ると一息つくことができて、『よし、ここからだ』と言う感じになったんだ」と語っていた。
ヤマモトは今季2Aで12試合に先発し、3勝5敗、防御率3.58。3Aを経ずメジャーに“飛び級”で昇格。デビュー戦で圧巻の投球を見せ6連敗中だったチームの救世主となった。
(Full-Count編集部)