鷹、負け越し阻止 大竹8回零封で3連勝&グラ値千金3ラン 虎は好投の高橋遥を見殺し
6回まで両軍1安打も、ソフトバンクは7回にグラシアルが決勝3ラン
■ソフトバンク 3-0 阪神(交流戦・13日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクが息詰まる投手戦を制し、カード負け越しを阻止した。13日、ヤフオクドームで行われた阪神戦。両チーム無得点で迎えた7回、グラシアルが先制の3ランを放ち、これで決勝点。先発の大竹が8回無失点の好投で自身3連勝で4勝目をあげた。
大竹と阪神高橋遥、両左腕の投手戦になった。両投手ともに6回までわずか1安打ピッチング。試合が動いたのは7回だった。大竹が3者凡退に打ち取ると、その裏、ついに鷹打線が得点を奪った。
先頭の今宮が、この日チーム2本目の安打となる左前安打で出塁すると、続く内川も左前安打で続いた。デスパイネは空振り三振に倒れたものの、1死一、二塁でグラシアルが大仕事をやってのけた。2ストライク1ボールからの4球目。高橋遥が投じた内角低めのカットボールを完璧にはじき返した。打球は弾丸ライナーで左翼スタンド中段へと突き刺さる。先制の14号3ラン。勝負を決めるには、十分過ぎる一発となった。
大竹は8回を投げて、虎打線をわずか2安打に封じる圧巻の投球。3回に高山に許した中前安打のみに抑え込んだ。左腕は5月29日のオリックス戦、6月6日の中日戦に続き、自身3連勝とした。
阪神は打線が沈黙し、好投していた高橋遥を見殺しに。今季5試合目の先発だった左腕は6回までソフトバンク打線をわずか1安打に封じていたが、援護がないまま、7回にグラシアルに3ランを浴びた。打線はソフトバンク先発の大竹の前にわずか2安打に終わった。