ソフトバンク上林、復帰即スタメン 「9番・中堅」工藤監督が明言
工藤監督「最初は慣れるためにもピッチャーを見てから打席に入る方がいいかな」
■ソフトバンク – DeNA(交流戦・14日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの工藤公康監督は14日、本拠地ヤフオクドームでのDeNA戦で、この日1軍に復帰したばかりの上林誠知外野手をスタメン起用することを明言した。
DeNA戦前の全体練習中、工藤監督は報道陣に対応した中で上林をスタメン起用することを明かした。剥離骨折を負っていた右手について「今シーズン中はすべて治るということはないみたいです」と語ると「ただ、だいぶ良くなっているというのもありますし、9番センターで。最初は慣れるためにも(ベンチで)ピッチャーを見てから打席に入る方がいいかなと思います」と、起用を明言した。
「まずは2軍とは違う雰囲気や緊張感を自分で確認してもらって。すぐにカンカンとはいかないと思いますし、そこは僕らも理解しています。緊張感の中でやって、身体の疲労も出てくるでしょうから、そこは考えながらやっていきたいと思います。ここ(1軍)に帰ってくるということが何よりも大事ですから」とも。昨年のDeNAとの交流戦初戦(6月1日)は、この日と同じ千賀滉大と今永の対決となったが、その試合で上林は今永から4号3ランを放って勝利に貢献している。その再現ができれば、上林本人も乗っていけるだろう。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)