日ハム杉浦、巨人菅野から奪った3点を守れず猛省「実力不足としか…」

日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】
日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】

2試合連続で5回を投げきれず「相手の予想を自分のピッチングが上回れなかった」

■巨人 7-3 日本ハム(交流戦・16日・札幌ドーム)

 日本ハムの杉浦稔大投手が16日、本拠地で巨人戦に先発。今季最短の3回0/3、6安打6失点で2敗目を喫した。

 打線が初回に巨人の先発・菅野を攻略して3点を援護してくれていただけに、試合後は真っ先に反省の言葉が口をついた。

「菅野さんの出鼻をくじいて、いい形で取ってもらったのに、あっさり逆転されてしまった。最少失点で粘らないといけない場面でした」

 猛省したのは先制した直後の2回。連打と四球で招いた1死満塁のピンチに暴投で1点を献上し、重信の犠飛、炭谷の右前打で同点にされる。さらに、亀井と坂本にも連打を許した。この回5安打で5失点。4回、先頭の若林に右前打を浴びたところで降板した。

「今思うと(巨人打線は)真っ直ぐをファウルにして甘くなった変化球を振るという感じだったのかな。粘りきれなかったのは、シンプルに駆け引きの部分だったのかなと思います。実力不足としか言いようがないです」と自分を責めた。

 5回を打者15人で完ぺきに抑えた今季初登板の4月23日楽天戦(札幌ドーム)から3試合15イニングで計5安打1失点と無敵の投球を見せていたが、ここ2試合連続で5回を投げ切ることができず、敗戦投手になった。研究されていると感じるかと問われると「相手の予想を自分のピッチングが上回れなかった。それに尽きます」と語った。

「この前、今日と納得いくピッチングができていない。体と技術をしっかり見直し、気持ちを切り替えて準備をしたいです」と次回登板での汚名返上を誓った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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