楽天ウィーラー、球団史上2人目の100本塁打 1位はセパ両リーグの本塁打王
外国人選手のトップはT・ローズの464本塁打
外国人選手の100本塁打は、台湾、韓国出身の選手も含めて、63人。
上位10傑。()は実働。
1 T・ローズ 464本(1996-2009)
2 A・ラミレス 380本(2001-2013)
3 A・カブレラ 357本(2001-2012)
4 L・リー 283本(1977-1987)
5 ブーマー・W 277本(1983-1992)
5 大豊泰昭 277本(1989-2002)
7 W・バレンティン 269本(2011-2019)※
8 レオン・L 268本(1978-1987)
9 R・ブライアント 259本(1988-1995)
10 C・ジョーンズ 246本(1970-1977)
近鉄、巨人、オリックスで活躍したタフィ・ローズが1位。2位は現DeNA監督のアレックス・ラミレス。現役ではヤクルトのバレンティンが7位につけている。バレンティンは今季中にも4位にジャンプアップする可能性がある。
このランキングにある選手の多くは、MLBでは大した実績がなく、NPBに来てから成績を残している。そして単に野球選手として活躍しただけではなく、日本の野球や文化になじみ、チームに溶け込んでファンの大きな歓声を浴びてきた。
ウィーラーもこうした選手と同じタイプだ。昨年、楽天は3人の外国人選手がいた。アマダー20本塁打、ペゲーロ17本塁打に対し、ウィーラーは15本塁打だったが、チームは、ウィーラーだけを残留させた。ウィーラーの数字に表れない貢献度を評価したのだろう。
今季好調の楽天には、無類の勝負強さを誇るジャバリ・ブラッシュという新外国人が加入。ウィーラーはやや影が薄いが、チームでの信頼感は揺るがない。ペナントレースの深まりとともに、存在感が目立ってくるだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)